「2026年05月」の記事一覧
GoogleMAPからの自社予約の動線について考えてみたこと
ホテルや旅館にとって「自社ホームページからの予約をどう増やすか」
これは永遠のテーマではないででしょうか?
日々の業務の中でも常に意識する部分です。
最近、業界内でも大手ホテルチェーンなどが次々とブッキングエンジン(自社予約システム)を変更している動きを目にすることがあり、改めてその動線について思うところを整理してみました。
私自身、旅行に行くときは昔から、エリア検索や文字で「東京都 >23区>東京駅・銀座・・・」と選ぶ一般的な探し方ではなく、OTAの「地図(マップ)」をから宿を探すタイプでした。
駅からの実際のルートや、近くにコンビニがあるかといった位置関係を、自分の目で確かめたかったからです。私にはこちらの探し方の方が便利でした。
当時はピンが密集して探しにくかったり、画面が重くてフリーズしかけたりと不便な部分もありましたが(これ分かる人いたら教えて欲しいですw)、最近はスマホのGoogleマップが非常に便利になりました。
その使いやすさにつられて、今では最初からGoogleマップで場所と金額(と口コミ評価)を見比べながら宿を決めることが増えています。
同じような動きをするお客様も、いま相当増えているのではないかと感じています。
そこで、この「GoogleMAPから公式HPに流れてくるお客様」をしっかり予約に繋げるために、現場目線で気になったポイントを3つにまとめてみます。
1. Googleマップ検索に公式HPの金額が正しく載っているか
まず、Googleマップ上で自社の金額が表示されているかという点です。最新のシステムであればGoogleと直接繋がっていて綺麗な最安値が出やすいですが、システムの相性のせいで金額がうまく表示されていなかったり、そもそもGoogleと連携するオプション設定をしていなくて、検索結果に出てこないケースや、設定しているはずなのに、出てこない!なんてことも意外とあります。
まずは、ここの土俵にちゃんと載っているかどうかがスタートです。
2. 素泊まりなのか、朝食・2食付きなのかが分かるか
Googleの画面に金額だけがポツンと載っているケースもありますが、金額を見れば「これは素泊まりかな」と想像はつくものの、やっぱりあまり親切ではないなと感じます。
他のOTA(予約サイト)の枠に「朝食付き」などと綺麗に表示されている横で、公式HPの枠だけ何も書かれていないと、なんとなく見すぼらしく見えてしまうと思うのは私だけでしょうか?
プランの食事条件などを、Google側にも正確に表示させる設定になっているかどうかも、地味ですが大切なポイントです。
●食事条件・部屋タイプ・キャンセル料について記載がないパターン

●食事条件・部屋タイプ・キャンセル料について記載があるパターン

※画像は事実を元にしたイメージです。素泊まりの料金高! 💰😅
3. リンクを踏んだ後の画面は、予約に進みやすい仕組みか
お客様が公式リンクを押した後の、最初の画面の動きもかなり重要です。実際、ホテルのシステムによって以下のような「見え方の違い」があります。
| 画面のタイプ | Googleで選んだプランの見え方 | ユーザーの動き・印象 |
| 【自動ハイライト型】 | 選んだプランが自動的に一番上(最上部)に固定・強調されて表示される。 その下には他プランの一覧が並ぶ。 | 非常にスムーズ GoogleMAPで表示されたプランが一発で分かり、他プランとの比較もラク。 |
| 【選択済・固定型】 | 選んだプランが「選択済」として固定されてはいるが、全部屋タイプ一覧の中にそのまま並ぶため少し探す必要がある。 | やや探すステップがある 「どれが選択済になっているのかな?」と画面をスクロールして確認が必要。 |
| 【料金順一覧表示型】 | 選んだプランの固定や目印はない。 その日の全プランが「料金の安い順」にフラットに並んで開く。 | 自力で見つける必要がある 最安値から順に見られる良さはあるが、Googleマップで表示されたプランは何だったのかが分かりにくい。 |
| 【予約直行型】 | Googleマップで選んだ特定のプラン『だけ』が画面に1件表示される。そのままスムーズに予約画面へ進む仕様。 | 一長一短のスピード設計 他のプランと見比べたり、あれこれ探したりはしづらいが、迷わせずに最短で予約を完結させられる強みがある |
普段、管理画面を触っていると、どうしても「設定のしやすさ」ばかりに目がいきがちになります。もちろんこれも、毎日忙しい中でプランを作ったり料金を変えたりする上で、めちゃくちゃ重要なポイントですよね。管理画面が使いにくいと、それだけで日々の仕事がストレスになりますし…!
でも、ちょっと冷静になって考えると…どんなに私たちが楽に設定できても、Googleから飛んできたお客様がスマホの画面を見て「あれ?さっき見てたプランどこ行った?」って迷ったり、分かりにくくて離脱したりすると、なかなか予約につながりにくくなってしまうのかもしれません。
システムを選ぶときは、自分の使いやすさだけじゃなくて、お客様がスマホで触ったときに「迷子にならないか」を実際に自分でスマホをポチポチして確かめるのが、本当に大事だなと実感しています。
もし機会があれば、自分のスマホから「Googleマップで自分のホテルを検索し、公式の予約画面まで進んでみる」というテストをおすすめします。お客様がどこで迷ったり、離脱したくなったりするのかが、リアルに見えてくるのではないかと思います。
でも、忙しくてそんな時間ない!となりますよね。
そんな時は弊社におまかせを。
お困りごと、気になる事があれば気軽にお問い合わせください。
台湾人のちょっと不思議なホテル習慣
こんにちは、社内唯一の外国人スタッフ、ジュリアです😊
前回は、台湾の不思議なお菓子「乖乖(グアイグアイ)」についてご紹介しましたが、ブログを書いている時に、もう一つ台湾人ならではの不思議な習慣を思い出しました。
今回は、「台湾人がホテルの部屋に入る前にする行動」についてお話したいと思います。
宿サポのブログを見ている皆さまは、ほとんどがホテル業界で働いている方ですよね。
台湾のお客様をお部屋までご案内した際、
お客様が部屋に入る前に「トントン」とドアをノックしている姿を見たことはありませんか?
実はこれ、台湾では意外とよくある習慣なんです。
しかも、ノックだけではなく、
「すみません、数日間お邪魔します」
と、ほとんどの人が部屋に向かってあいさつをします。
これは、その部屋にもともといる“見えない存在”に敬意を表し、
「これから泊まります、よろしくお願いします」
「宿泊中にトラブルが起きませんように」
という意味を込めた行動だと言われています。
中には、
ドアを開けたあと、数秒待ってから部屋に入る人もいるそうです。
「先に見えない存在に出てもらうため」という考え方ですね。
台湾では、小さい頃から親に
「ホテルの部屋に入る前はノックするんだよ」
と教えられることが多く、自然と身につく文化のひとつです。
実は、日本に住んでいる私も今でもこの習慣が残っていて、
自分の子どもにも同じように伝えています。(笑)
日本では少し不思議に感じるかもしれませんが、
こうした文化の違いを知ると、海外のお客様への見方も少し変わって面白いですよね
当社では、台湾向けの繁体字翻訳や英語翻訳、また海外OTAサイトの運用サポートも行っています。
翻訳や海外向けのPRでお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
外国人のお客様に喜ばれる宿づくりとは?
インバウンド需要の回復に伴い、宿泊施設でも“滞在中の快適さ”を見直す動きが増えています。最近は、ただ高級なものを揃えるだけではなく、「日本らしさ」と「過ごしやすさ」を両立する工夫が重視されています。
例えば、浴衣や和柄の巾着などは「日本らしい体験」として喜ばれやすく、SNS投稿につながることもあります。一方で、充電環境や分かりやすい多言語案内、使いやすいドライヤーなど、“快適に過ごせる工夫”への満足度も非常に高い傾向があります。
特に外国人のお客様は、日本の宿泊文化そのものを楽しみに来られるケースも多く、大浴場の案内や館内マナーを簡単な英語で伝えるだけでも安心感につながります。高価な設備投資をしなくても、「分かりやすい」「親切」と感じてもらえる工夫が、クチコミ評価やリピートにつながる時代です。
これからのインバウンド対応は、“豪華さ”だけではなく、「この宿ならでは」の体験づくりが重要になってきます。まずは現場で実際に喜ばれた声を振り返ることが、“選ばれる宿”づくりの第一歩かもしれません。
弊社ではご提案をおこなっております。ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
