GoogleMAPからの自社予約の動線について考えてみたこと

ホテルや旅館にとって「自社ホームページからの予約をどう増やすか」
これは永遠のテーマではないででしょうか?
日々の業務の中でも常に意識する部分です。

最近、業界内でも大手ホテルチェーンなどが次々とブッキングエンジン(自社予約システム)を変更している動きを目にすることがあり、改めてその動線について思うところを整理してみました。

私自身、旅行に行くときは昔から、エリア検索や文字で「東京都 >23区>東京駅・銀座・・・」と選ぶ一般的な探し方ではなく、OTAの「地図(マップ)」をから宿を探すタイプでした。
駅からの実際のルートや、近くにコンビニがあるかといった位置関係を、自分の目で確かめたかったからです。私にはこちらの探し方の方が便利でした。


当時はピンが密集して探しにくかったり、画面が重くてフリーズしかけたりと不便な部分もありましたが(これ分かる人いたら教えて欲しいですw)、最近はスマホのGoogleマップが非常に便利になりました。
その使いやすさにつられて、今では最初からGoogleマップで場所と金額(と口コミ評価)を見比べながら宿を決めることが増えています。
同じような動きをするお客様も、いま相当増えているのではないかと感じています。

そこで、この「GoogleMAPから公式HPに流れてくるお客様」をしっかり予約に繋げるために、現場目線で気になったポイントを3つにまとめてみます。

1. Googleマップ検索に公式HPの金額が正しく載っているか

まず、Googleマップ上で自社の金額が表示されているかという点です。最新のシステムであればGoogleと直接繋がっていて綺麗な最安値が出やすいですが、システムの相性のせいで金額がうまく表示されていなかったり、そもそもGoogleと連携するオプション設定をしていなくて、検索結果に出てこないケースや、設定しているはずなのに、出てこない!なんてことも意外とあります。
まずは、ここの土俵にちゃんと載っているかどうかがスタートです。

2. 素泊まりなのか、朝食・2食付きなのかが分かるか

Googleの画面に金額だけがポツンと載っているケースもありますが、金額を見れば「これは素泊まりかな」と想像はつくものの、やっぱりあまり親切ではないなと感じます。
他のOTA(予約サイト)の枠に「朝食付き」などと綺麗に表示されている横で、公式HPの枠だけ何も書かれていないと、なんとなく見すぼらしく見えてしまうと思うのは私だけでしょうか?
プランの食事条件などを、Google側にも正確に表示させる設定になっているかどうかも、地味ですが大切なポイントです。

●食事条件・部屋タイプ・キャンセル料について記載がないパターン

●食事条件・部屋タイプ・キャンセル料について記載があるパターン

※画像は事実を元にしたイメージです。素泊まりの料金高! 💰😅

3. リンクを踏んだ後の画面は、予約に進みやすい仕組みか

お客様が公式リンクを押した後の、最初の画面の動きもかなり重要です。実際、ホテルのシステムによって以下のような「見え方の違い」があります。

画面のタイプGoogleで選んだプランの見え方ユーザーの動き・印象
【自動ハイライト型】
選んだプランが自動的に一番上(最上部)に固定・強調されて表示される。
その下には他プランの一覧が並ぶ。
非常にスムーズ

GoogleMAPで表示されたプランが一発で分かり、他プランとの比較もラク。
【選択済・固定型】選んだプランが「選択済」として固定されてはいるが、全部屋タイプ一覧の中にそのまま並ぶため少し探す必要がある。やや探すステップがある

「どれが選択済になっているのかな?」と画面をスクロールして確認が必要。
【料金順一覧表示型】選んだプランの固定や目印はない。
その日の全プランが「料金の安い順」にフラットに並んで開く。
自力で見つける必要がある

最安値から順に見られる良さはあるが、Googleマップで表示されたプランは何だったのかが分かりにくい。
【予約直行型】Googleマップで選んだ特定のプラン『だけ』が画面に1件表示される。そのままスムーズに予約画面へ進む仕様。一長一短のスピード設計

他のプランと見比べたり、あれこれ探したりはしづらいが、迷わせずに最短で予約を完結させられる強みがある

    普段、管理画面を触っていると、どうしても「設定のしやすさ」ばかりに目がいきがちになります。もちろんこれも、毎日忙しい中でプランを作ったり料金を変えたりする上で、めちゃくちゃ重要なポイントですよね。管理画面が使いにくいと、それだけで日々の仕事がストレスになりますし…!

    でも、ちょっと冷静になって考えると…どんなに私たちが楽に設定できても、Googleから飛んできたお客様がスマホの画面を見て「あれ?さっき見てたプランどこ行った?」って迷ったり、分かりにくくて離脱したりすると、なかなか予約につながりにくくなってしまうのかもしれません。

    システムを選ぶときは、自分の使いやすさだけじゃなくて、お客様がスマホで触ったときに「迷子にならないか」を実際に自分でスマホをポチポチして確かめるのが、本当に大事だなと実感しています。

    もし機会があれば、自分のスマホから「Googleマップで自分のホテルを検索し、公式の予約画面まで進んでみる」というテストをおすすめします。お客様がどこで迷ったり、離脱したくなったりするのかが、リアルに見えてくるのではないかと思います。

    でも、忙しくてそんな時間ない!となりますよね。
    そんな時は弊社におまかせを。
    お困りごと、気になる事があれば気軽にお問い合わせください。