台湾のベジタリアン文化についてご紹介します
だいぶ前に、うちの社長から「台湾ってベジタリアン多いの?」と聞かれたことがあり、気になって調べてみました。
すると――
台湾のベジタリアン人口は約12.3%(観光庁の資料より)!
世界第2位という結果で、思わず「へ~~」と声が出てしまいました。

台湾に住んでいた頃は、ベジタリアン料理(素食)がとてもおいしいので、よく食べに行っていました。しかしその当時は、「台湾はベジタリアンの多い国」という意識はまったくありませんでした。
私がよく通っていたお店は人気店で、12時前に行かないと売り切れなんてことも珍しくありません。それくらい、台湾の食文化の中に“素食(スーシュー)”が自然に根づいているのだと、今になって実感しています。
今日は、そんな 台湾のベジタリアン文化 を簡単にご紹介したいと思います。
1. 台湾語で「ベジタリアン」は?
台湾ではベジタリアンのことを 「素食(スーシュー / Sùshí)」 と呼びます。
意味としては「ベジタリアン」「ヴィーガン」に相当します。
2. なぜ台湾にはベジタリアンが多いの?
① 宗教の影響
仏教・道教の文化が深く根づいており、「殺生を避ける」という考え方があります。
親が肉を食べないので、子どもも自然と肉を食べない家庭も少なくありません。
②環境・健康志向
環境保全や動物保護の視点から、自ら進んでベジタリアンになる人も増えています。
③神様への誓い
以前のブログでも触れましたが、台湾には「神様に誓いを立てる文化」があります。
家族やペットの健康祈願として、「5年間お肉を食べない」、「一生肉類を口にしない」
という誓いを立てる人もいます。
3. 台湾のベジタリアンは主に5種類
台湾ではベジタリアンを以下のように細かく分類します。
‧五辛素:ネギ・ニンニク・玉ねぎ・ニラ・ラッキョウを避ける
‧全素(ヴィーガン):卵・乳製品・五葷を含む動物性食品を一切食べない
‧蛋奶素:卵・乳製品はOK、肉・魚・五葷はNG
‧奶素:乳製品のみOK
‧蛋素:卵のみOK
4. 食品表示にも“ベジタリアン区分”がある
日本ではアレルギー表示が一般的ですが、台湾ではそれに加えて ベジタリアン関連の表示も義務化 されています。スーパーやレストランでも細かく区別されており、利用者にとってとても分かりやすい仕組みです。

5. 台湾のベジタリアン料理はとても豊富!
台湾のベジタリアン料理の特徴は、「野菜中心」ではないこと。
「素肉(植物性のお肉)」を使った料理が本当に多く、見た目も味も驚くほど本物そっくりです。
なんと ベジタリアン刺身まであります。

日本でもお馴染みの「CoCo壱番屋(台湾)」でも、ベジタリアン向けのメニューがあります。
それくらい、台湾ではベジタリアン料理が身近なんです。
ここからは、台湾でよく見かける素食グルメをご紹介します。
①素食自助餐(スーシューズーチューツァン)
店内に並ぶ料理の中から好きなものを自由に盛り付けるセルフ方式。料金は「重量制」または「盛り付け量」で決まります。街中でもよく見かける、身近な素食ごはん屋さんです。


② ベジタリアンビュッフェ
台湾には素食の食べ放題レストランもたくさんあります。
種類がとにかく豊富で、若い人にも大人気です。


③ B級グルメ・屋台グルメにも素食バージョンがある
- 素食魯肉飯(ベジタリアンのルーローハン)
- 素食鹹酥雞(台湾風スパイシー唐揚げ)
- 素食包子(野菜まん)
- 素食滷味(植物性具材の台湾煮込み)
味も仕上がりも本格的で、台湾らしさがしっかり感じられます。
まとめ:訪日ベジタリアン旅行者は年々増えています
観光庁のデータによると、
訪日の台湾ベジタリアン旅行者は年間で約51.7万人 と言われています。

日本はまだベジタリアン向けの情報が多くないため、台湾のベジタリアン旅行者は、SNSや口コミサイト、アプリなどで情報を探すことがよくあります。

もしホテル・旅館がベジタリアンに対応していれば、旅行者が情報サイトに投稿してくれる可能性もあり、それが良い宣伝につながると思います。
食の選択肢を少し広げるだけでも、お客様が安心して滞在できる大切なポイントだと感じています。
当社では、台湾向けの繁体字翻訳や英語翻訳、また海外OTAサイトの運用サポートも行っています。
翻訳や海外向けのPRでお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!
