台湾の旧正月の過ごし方
あけましておめでとうございます!社内唯一の外国人スタッフ、ジュリアです。
皆さん、お正月はどのように過ごされましたか?
日本と台湾、それぞれ新年を迎える大切な行事があり、独自の文化が色濃く反映されています。今回は、日本と台湾のお正月の違いについてご紹介します。
【台湾の年末年始と旧正月】
台湾では12月31日は通常の仕事の日ですが、夜になるとカウントダウンイベントや花火大会で大いに盛り上がります。中でも台北101の花火ショーは世界的にも有名です。1月1日は祝日ですが、日本とは違い、これでお正月が終わるわけではありません。
台湾の本当の年末年始は「旧正月」にあたります。今年(2025年)は1月29日(水曜日)から始まります。旧正月の日付は干支によって毎年異なるため、移動祝日となっています。この期間、台湾では家族が集まり、一年の始まりを盛大に祝います。
【台湾の大晦日(除夕)】
台湾の大晦日は、家族が集まって「團圓飯(家族団らんの食事)」を楽しむのが伝統です。家庭ごとに料理は異なりますが、私の家では鍋料理が定番です。一年間、各地で仕事をしている家族が集まり、温かい鍋を囲むのは毎年の楽しみとなっています。
また、この日には、仕事を始めた子どもが親や年下の子どもたちに「紅包(日本のお年玉に似たもの)」を渡し、感謝の気持ちを伝えます。
さらに、台湾では「慶事は偶数、弔事は奇数」という考え方があり、お年玉の金額は必ず偶数にする習慣があります。日本とは逆の文化で、興味深いですね!

「紅包」のイメージ写真(画像の提供元:Pexels)
【台湾の旧正月の習慣】
台湾の旧正月は以下のような習慣が続きます。
初一(元旦):走春(ゾウチュン)
家族で出かける伝統があります。「歩けば歩くほど余裕が生まれる」と考えられており、裕福な一年を願う行動とされています。
初二(旧正月2日):お嫁さんの実家訪問
結婚した女性が実家に帰り、家族と再会する日です。この日は親戚一同が集まり、とても賑やかになります。
初三(旧正月3日):在家睡到飽(寝放題の日)
初三は外出を控え、家でのんびり過ごす日です。旧正月の賑やかな初日・二日を終えて、家族全員がリラックスします。
初五(旧正月5日):開工(金運の神様を迎える日)
この日から企業やお店が営業を再開します。金運の神様を迎え入れる日でもあり、新しい仕事の始まりを祝います。日本の「仕事始め」に少し似た感覚ですね。
旧正月の長期休暇を利用して海外旅行をする台湾人も多く見られます。台湾ではAgodaやBooking.com、Expediaといった海外の予約サイトを活用する人が多いです。当社ではこれらの海外サイトのノウハウをサポートしていますので、気軽にお問い合わせください!
皆さんにとって、今年も素晴らしい一年になりますように!
そして、もし機会があれば、台湾の旧正月もぜひ体験してみてくださいね!